2021-07-17
前回のつづき
安土桃山時代以降、城下町の整備などの流行で各都市に畳屋町が作られ、また、茶道の降盛で畳の様式化、定着化が進みました。
畳縁は畳の角が折れないように保護するためのものというだけではなく、茶道のおいては貴人畳。客畳、踏み込み畳など、一畳一畳縁で使い分けをしていました。江戸時代には書院作り茶室に技法を取り入れた数奇屋作りの普及により、建築モジュール化で畳が
重要視されました。元録時代、徳川幕府には畳奉公が出現しています。
江戸時代末期には、庄屋など庶民の家でも畳が敷き詰められ普及し、需要拡大に高まりました。各藩の特産物として畳床が登場したのもこのごろです。
現代、そしてこれから
一般の民家で、間取り構成上、床の間付き6畳や8畳間の座敷構造が一般化し始めました。文化革命によって明治時代から畳の上に
椅子などが持ち込まれ、文化住宅化が定着していきます。産業革命により、人口都市集中が始まり住宅の需要が増し畳も大衆化
されます。昭和の半ば以降は団地やニュータウンの登場。住宅建設ラッシュ、中高僧マンション時代の到来で畳の重要もどんどん
たかまっていきます。畳縫い逢着機まどの開発や畳技能士などの資格付けも行はれるようになりました。
ここまで、、、、
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