2021-03-30
縄文時代から弥生時代にかけて
農耕民族だった日本人の祖先が生活の周囲にあった稲わらなどを利用し、快適な住まいを作るため生活
の知恵を発揮してきたことは想像になくありません。縄文時代から弥生時代にかけての遺跡発掘調査では、
住居に稲わらを敷き詰めていた形跡が発見されています。
古事にも登場しています
古事記の中に、管畳、皮畳に記述があります。日本書記に『やえむしろこも』の記述があります。たたみという言葉は
こもとか絹とか萱を『たたむ』というところからう生まれました。貴族は何枚も重ねて敷いてたそうです。
奈良、平安時代は畳で序列化
貴族は畳、庶民はムシロ・コモが一般化しました。最初は板敷きの間に座俱などとして配置されていました。
さらに身分の上下や年齢の長幼など、人間関係を象徴するものに畳が使われるようになりました。
平安時代の法令集『延喜式えんぎしき』ひは。身分のよって畳の中身のこもの枚数が決められていたとあります。
大事なお客さんかどうかは、畳のへりで表しました。色や模様も身分よって決まっていました。
ちなみに、現在の厚みのある畳は、東大寺の正倉院にある、奈良時代の聖武天皇、光明皇后の使用した
『御床畳』がルーツと言われています。
今回ほここまでです。
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